家の寿命は住む人によって変わる
「家は、どんな立派な家でも上物はほとんど価値が無くなる。」
戸建ての悲しい現実ですが…
阪神間のような土地の高い場所では中古物件でもたくさん取引されています。
中古住宅を売却する場合、
購入する側は
上物を潰して建てなおすお客様と
そのまま利用されるお客様2種類います。
築20~25年の住宅でもそのまま住まれる方もいらっしゃるのですが
家を壊すかそのまま住むか
この差は一体何なんでしょう。
やはり『どれだけきれいにお使い頂いているか』です。
きれいに使ってらっしゃるお客様の物件は建物に価値が残っているのです。
建物を壊さず利用してくださるお客様に売却した方が
解体費を計算した値下げ交渉をされることもなく
その分高く売れることは間違いありません。
今住まわれている家の場合は以下のようなことに注意してください。
・部屋でたばこを吸わない
・流しの蛇口(裏面)は定期的に洗う
・浴室や洗面台の排水溝の掃除を怠らない
・クローゼットや部屋のドアに洋服をかけない
・換気扇の掃除はマメにする
・引き戸のレール部分は埃が溜まらないようにする
こんな日常の些細なことが20年後に差を生みます。
1つずつ見ると大したことなさそうですが
売却する場合これを一気にメンテナンスとなると
水回りやドア枠、システムキッチンの取り換えなど費用がかかってしまいます。
また相続でご先祖の家を所有した場合、
中をそのままで数年過ごされる方がいますが
これも劣化が進むだけですし内見の時にいい印象にならず
得策ではありません。
無宗教が多い日本人ですが、人生に一度の買い物となると
その家の気を気にされて購入を躊躇する方もいらっしゃいます。
・余分な収納グッズは処分して部屋を広く見せる
・洋服ダンスや桐のタンスは市役所などで処分してもらう
・遺品整理を早めにしておく
などして少しでも高く売却できるように行動しておくことが必要です。
ご自身の家の寿命を少しでも長くしていざという時に財産になるよう過ごしてください。